我が家には10年近く前から薪ストーブを設置しています。
近年薪ストーブはブームのようですが、設置者はまだまだ少数だと思います。
薪ストーブは環境によっては雰囲気もあり、実用性も実に高いのですが
なにせ、薪を集めることが非常に手間なのです。
かといって薪を購入してストーブを使うことは石油ストーブ以上に
高コストな暖房になってしまいます。
都会では、設置しても自分で工夫できない方はお金に余裕のない限り
日常としての運用はできないでしょう。
私は、自分で家を建てたり、メインテナンスを行ったりすることが趣味ですから
薪は自分で用意します。
知り合いからもらってきて廃材を少し用意すれば
家にいる土日しか燃やさない程度の薪は準備できます。
薪はそれを集めるとともに、チェーンソーを扱える技術が必要になってきます。
チェーンソーの刃を研ぐ技術
ガソリン小型エンジンをメインテナンスする技術です。
色々、話ネタは尽きないのですが、今回は薪ストーブ本体の話からしましょう。
実は薪ストーブに関しては島の小屋でも何台か買い替え、その性能についても比較してきました。
とりあえず今回紹介するのは我が家のストーブ
バーモンドキャスティング社のイントレピットⅡ
これはバーモンドキャスティング社の中でも小型のモデルです。
中に触媒が付いまが、これは効率を上げるためというより
アメリカの厳しい環境基準をクリアするために付けているようです。
薪ストーブは正しく使えば世代を超えて100年単位で使えるものですので
細かな部品が少ない方が良いのですが、まあ、しかたありません。
一般住宅用に薪ストーブを設置するうえで最も重要なことは
部屋の大きさに合わせてモデルを選ぶことと
煙が室内に逆流しないしっかりしたモデルを選ぶということです。
通常、薪の補給のために全面扉を開閉しなければなりませんが、
設計の悪いモデルはこの開閉で必ず煙が室内に入り込んでしまいます。
島の小屋で以前使った台湾製の安価な薪ストーブは煙が室内に入ってしまう欠点がありました。これでは、機密性の良い住宅では使えません。
勿論、煙突の空気を引く力も関係してくるのですが、
バーモンドキャスティング社のモデルは煙が室内に入り込まないという意味では非常に優れています。
トップを開閉しても煙が出ていく量がほとんどないのは本当に優れた設計だと思います。
あとは、エコ運転が上手に出来ることも重要です。
深夜も薪ストーブは燃やし続けます。
8時間程度エコ運転が必要です。風の強い日はこのエコ運転で煙が室内に逆流しない工夫が必要なのです。