彼の帰島は1年ぶりらしいのですが、
そのせいで彼の別荘に様々なトラブルが発生していました。
その一つが、冷蔵庫の故障です。
症状として下の冷凍室は冷えているのですが、
上の部分が全く冷えなくなったようです。
実はこうした症状のものを修理した経験があり、
「治しましょうか?」と二つ返事で修理を請負い今回の来島で修理に挑戦です。
自分が過去に修理した冷蔵庫に比べ、今回のものははるかに大きく複雑です。
冷蔵庫を開けてみると、中には水分がたっぷり残ったままで
蓋が閉じられていました。これでは故障しないわけがありません。
修理は上の冷蔵室をばらすだけでなく、その下にある製氷室もバラしていきました。
どの冷蔵庫も同じだと思いますが
どこにビスがあるか外すためのフックが付いてるかなど分かりにくく作っています。
ですから一つ一つ部品を手で引っ張って探して行きます。
バラバラにしてついにたどり着きました。ファンです。
電源を切り、水分の残った冷蔵庫の戸を閉めたままにしておけば、
水分が中に残され、その水分は大抵塩を含んでおり
その塩がファンの軸部分をサビで固めていきます。
やがてファンは回らなくなり冷蔵庫の上の部分が冷えなくなります。
こうした中、大型タイプの冷蔵庫はまずは下の冷凍庫を冷やし、
調整しながら上の冷蔵室へ冷気をファンで上げていきます。
1層式の小型の冷蔵庫なら故障しませんが、
ファンがついているものは水分に気をつけなければなりません。
固まったファンを手で少し回してやり、固着物を取ります。
電源を入れてファンが動き始めたことを確認して修理は終了です。
逆の手順で冷蔵庫組み立てていきます。
完成です。
もう一度電源を入れて冷蔵庫上部分が冷えてくるのを確認します。
今回は、冷蔵庫のドアを全部開けて帰りました。
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