2018年1月3日水曜日

ユネスコ遺産、厳島神社参拝

日本三景の一つ、広島県宮島にある厳島神社へ行ってきました。
年末のこの時期、観光地は空いていそうなものですが、JR、フェリー、神社とも多くの観光客や外国人で溢れていました。
今回見たかったのは海においてあるだけという鳥居です。
海岸部の造作物はあらゆるものが波で破壊され、
長持ちしないことを島で見てきましたから、
木造物が海にただ置かれ、平安時代からその伝統が守り続けられていることは驚異です。
そのようなことをしようと思った発想自体が変であり、
是非実物を見て見たいと思っていたのです。
訪れてみると確かに、砂浜に鳥居も神社も海にありました。
鳥居にはとても大きな木材が使われ、修復の跡はありましたが立派な木造建築でした。
そして、分かったことは、こうして存在していられるのはその立地条件だということです。潮の満ち引きがあって、ギリギリ海にも陸にもなる場所と、瀬戸内海という外海とは違った穏やかな穏やかな海です。
また、きちんと決められた期間をもって修復を繰り返すことによって、この驚異の場所に
1000年以上も神社が存在したのですね。
誰がここに神社を立てようと思ったかのかわかりませんが、
その発想自体が神がかっています。
「普通はやらないけど、ここに神社建てたらかっこいいだろうなあ、素敵だろうなあ、
スゲー建築の手間もお金もかかる上、修理のお金もスゲーかかる、
でも、ステキなものできそうだから、作りたい、よし、作らせよう!金と権力ならある
命じる、ここに神社をたてよ!」
てこの素晴らしい建物を設計させ作らせた過去の天才がいたのでしょう。
こんなもの、日本中探しても、世界中探しても無いですよ。
今回は引き潮の風景でした。引き潮は引き潮で海岸部を歩くことができ良かったのですが、次は満潮時に訪れてみたいものです。
時刻も夕方か、早朝も見てみたいですね。
ここは広島ですから、この後、牡蠣やアナゴの旨いものと、広島の旨い酒を楽しんで帰ったことは勿論です。

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