2015年3月1日日曜日

1月の遭難事件後、かぐらスキー場を訪ねて

1月初め、かぐらスキー場での遭難と、その記者会見をテレビで見て
強い印象をうけたのはつい先日のことでした。
天候も午後から回復しそうなので、スキー場を訪ねてみました。

天候は曇り
登山道路に通じる第5ロマンスリフトをめざします。
最も標高の高い5ロマリフトはもともと2月の後半
気温が比較的高くなってから動かしていたのですが、
BCの人気が高まり、数年前から1月に動かすようになりました。
そして、1月初めの事故の原因は、悪天候の中発生しました。
ホワイトアウトして前後が分からなくなった3人は、
苗場山側に降りてしまったようです。

視界がきかない中、GPSも持たないでやみくもに進むのは非常に危険です。
下の地図の左下、赤い斜線で示された苗場山側に降りてしまったら、
斜度があり引き戻すことが出来ない地形です。
今回の事故は図、左下
赤い斜線の部分に降りてしまい
天候の良い状況では考えられないルートです。
登山道路の入り口には登山届の提出用ポストが設置され、
コース外へのゲートに係員が登山届けを確認していました。
また、ビーコンに反応する機械が置かれ、
装備を確認していました。
運行時間帯も12時で第5ロマンスリフトの運転が終わり、
ゲートもそこで閉まるようになりました。

もともと、雪山登山は危険が伴うことから
十分な学習としっかりした装備によってはじめて成り立つスポーツです。
この対応で二度と事故が起こらなければと願います。


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