2017年12月27日水曜日

トライアンフという憧れ

1980年代、日本経済はバブルに沸き、社会にお金があふれる中、自分は貧乏学生を楽しんでいました。特にバイク趣味にはまり、ポンコツバイクを仕入れては修理して乗り回していました。
ある程度バイクをいじれるようになると、レストアの最高峰、過去の名車イギリス、トライアンフ車というバイクに興味をもつようになり、それらを雑誌で穴が開くほど見ては美しさに浸っていたものです。当時、トライアンフのレストア専門店も存在し、完全にレストアされたものは200万円を軽く超える高価なものでした。しかし、それらは所詮旧式のマシンをとりあえず乗れるようにしただけのもので、少し走ればお金も手もかかるものでした。そこで、トライアンフという会社は当時のイメージを残した新車を発売するようになりました。しかし、それらは1960年代の優れたデザインのものとはかけ離れたものであり、自分にとって全く興味を示すことはできないものでした。
しかし、先日ふとネットで見つけたトライアンフの新型車があまりにも当時のイメージをそのままに伝える出来の良いものだったので、ぜひ、本物を見たいとレストアしたリトルカブを吉祥寺まで飛ばして、試乗に出かけたのです。
トライアンフ専門店は吉祥寺という洗練された町にありました。そこは当然渋滞のメッカですから、試乗と言っても残念ながらそんなに気持ちよく走れる道でありませんでした。
実際に20分程度試乗してみて、新型のトライアンフは確かによくできていました。音とトルク感が素晴らしかった。
しかし、課題も感じました。一度セロー250という軽量バイクに戻ってきてしまうと
やはり、大きすぎる。
自分の生活の中でこのバイクを生かしてあげる空間が少なすぎます。
とはいえ、デザイン的に本当に素敵です。T100,T120、スラクストン
どれも自分の理想とするバイク像に近い。これらがもしも中古で手に入るようになったら購入したいものです。自分にとって1980年代からの夢ですから、、、

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