日本の伝統技術で建てられた住居は素晴らしい!
ベランダ部分を除けば、30年間経っても、木材は腐らず存在し続けます。
そして、まだまだ風雨に耐えて使えるでしょう。
その秘密は屋根、壁ともに雨水が溜まらず流れていき
木材が腐らないように計算しつくされているからです。
この建物は島でも特に腕の良い大工が建てたらしく、
隣にある島に本土から渡ってきた大工が建てた建物と比べて
痛みが少なく、両者を比較して見ると驚く限りです。
それに対して後付けのベランダはどのようなものであっても必ず腐敗し、
交換が必要となります。
例え、屋根があっても雨水がかかっていき、やがて崩壊します。
それは、ベランダだけでなく、ベランダの周りの建物自体を腐敗させ、
悪影響を与えていきます。ですから、島で
ベランダを付けるということはとても贅沢なことでもあります。
なぜなら、10年20年もすれば完全に作りかえなければならなくなるからです。
でも、やっぱり、自然の中で生活するのであればベランダが欲しくなりますよね。
ですから、作りかえていくしかないのでしょうね。